飲食店や小売店などで導入されているクレジットカード決済。
私のお客様でクレジットカードの加盟店手数料が2.75%減少した事例がありますのでご紹介させて頂きます。
目次
1.加盟店手数料の仕組み
はじめに、簡単にクレジットカードの加盟店の仕組みと加盟店手数料について記載します。加盟店手数料が下がった実例だけ知りたいという方は、ここは飛ばして目次から先に進んでもらっても問題ありません。
クレジットカード決済を導入する個人事業主や中小企業は、クレジットカード会社と契約を締結することで、「加盟店」になることができ、お客さんがお店で代金の支払いをする時にクレジットーカードで支払うことができるようになります。
加盟店とカード払いに仕組みについては、三菱UFJニコスの図が分かりやすかったので、引用させてもらいました。
この図の中で③にある売り上げに応じた手数料というのが、「加盟店手数料」です。
お客様がお店でクレジットカードを使って支払いをすると、加盟店には、加盟店手数料が差し引かれた金額がカード会社から支払われます。
例えば、月の売上高が100万円だったとして、加盟店手数料が6%だとすると、6万円の手数料が引かれることになります。
売上高(1,000,000円)ー加盟店手数料6%(60,000円)=振込金額940,000円
加盟店になると、クレジットカード会社からクレジットカードの売上明細が届きます。この売上明細を見ると加盟店手数料の項目が記載されており、加盟店手数料の率、加盟店手数料を差し引いた後のクレジットカード会社から振込金額を確認することができます。
2.加盟店手数料の削減ができた実例
2.1 カード会社に問い合わせをする
私のお客様の場合、クレジットカード会社からの売上明細書をすると、加盟店手数料は6%になっていました。
お客様の社長から話しを聞くと、「加盟店手数料が高過ぎるから、カード決済はなるべく薦めたくない」とのことです。でも、クレジットカード決済を望むお客さんの要望に応えることは大切ですよね。
私も加盟店手数料率が高すぎると思い、手数料率がどのように決まったのかをさらに社長から話を聞きました。「クレジットカード決済を導入した時から手数料は変更されていないと思う。契約書はないと思う」とのことでした。
加盟店になるためには、クレジットカード会社と直接契約する方法以外に、今ではモバイル決済を導入する方法、取引のある金融相談する方法等がありますが、私のお客さんの場合には、取引のある地銀に相談して系列のクレジットカード会社と締結していました。
そして、クレジットカード決済を導入した時からは、毎月明細書が届くだけでした。クレジットカード会社からは手数料の見直しの話しはなく、手数料率は自動更新の契約になっていました。
そこで、私がクレジットカード会社に連絡をすると、翌日になった回答がきました。
「契約当初から変更がされていないので、4%で如何でしょうか?」
電話1本で2%減少しました。
私のお客様の場合には、取引件数が多くなかたっため、2%の減少でしたが、取引件数が多い方と同じようにクレジットカード決済導入から一定の期間が経過している個人事業主、法人の場合にはもっと交渉の余地はあると思います。
モバイル決済の導入や、他のクレジットカード会社から見積もりを取って伝えることで更に手数料率を下げることができる可能性があります。
2.2 モバイル決済を導入する
私のお客様の社長の悩みは、手数料率の高さ以外にも一つありました。
それは、クレジットカード会社からの支払いのタイミングが翌月になるということです。
現金で売上げれば、加盟店手数料もかからず、即日にお金が手元に入ります。資金繰りをする上でも現金売上の方が良いため、社長がクレジット決済を進めたくないのは無理もありません。
ここで、私が進めたのは、モバイル決済のSQUAREです。
モバイル決済のSQUAREを導入すれば、
5つの主要ブランドは3.25%、JCBは3.95%で決済可能。
カード決済額は最短で翌日に入金されます。
お客様のお悩みであり、手数料率の高さと、回収までの期間の長さを解決するサービスでした。
また、今ならカードリーダー4,980円がキャッシュバックされるため、乗り換えの費用がかかならい点も有利でした。
結果的に、モバイル決済の導入で加盟店手数料率が2.75%減少しました。
3.まとめ
クレジットカードの加盟店手数料が高いと感じている方は、まずは、クレジットカード会社に問い合わせをして手数料率を削減できないか交渉しましょう。次に、モバイル決済の導入を検討しましょう。