クラウド会計

MFクラウドとfreeeどちらにするか迷ったら

クラウド会計ソフトを導入したいと思っているけど、MFクラウド会計freeeどちらにするか迷っているという方のために、MFクラウド会計freeeの特徴と比較をまとめました。


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1.フリーランス、個人事業主の場合

MFクラウドfreeeを比較する上で、フリーランスや個人事業主の場合と法人の場合では、ソフトの内容や料金が異なりますので、フリーランスや個人事業主の場合と法人の場合に分けて、MFクラウドとfreeeの比較をします。

まずは、フリーランスや個人事業主の場合です。

フリーランスや個人事業主の場合には、法人と異なり確定申告書を税務署に提出することになります。(法人の場合には法人税の申告書になります。)また、確定申告書と合わせて青色(白色)決算書を作成して提出します。

そのため、MFクラウドもfreeeも日々の取引を入力していくと確定申告書と決算書を作成できるためのソフトになっているという前提に違いはありません。

「それぞれのソフトはいくらで使うことができるのか?」 という価格面。

「確定申告書と決算書をどのようにして(楽に)作成できるのか?、会計以外の機能はあるのか?」という機能面。

が選ぶ時のポイントになると思いますので、それぞれの違いをまとめました。

1.1 MFクラウドとfreeeの比較表(個人事業主)

MFクラウドfreeeの違いを分かりやすくするため、価格と機能を比較した表を作成しましたので、ご確認下さい。価格面と機能面の違いの詳細は、1.2以降に記載しています。

  MFクラウドfreee
価格無料

・フリープラン:無料
・有料プラン:30日間は無料
全てのプランで30日間は無料
有料・ベーシックプラン:800円/月、8,800円/年
スターター:980円/月、9,800円/年
あんしん電話サポート付きベーシックプラン:
17,200円/年
スタンダード:1,980円/月
19,800円/年
プレミアム:39,800円/年
機能仕訳数・フリープラン:年間50件まで
・有料プラン:無制限
無制限
確定申告書、青色申告決算書の作成
ただし、無料の場合は出力不可
消費税申告書の作成×(他社ソフトでの作成が必要)・スタータープラン:×
・スタンダードプラン:〇
MaC対応
明細データの自動取得
明細データの自動仕訳
仕訳の自動提案
仕訳ルールの学習機能
給与計算××
請求書×
経費精算×〇(プレミアム)

1.2 価格面

POINT

・仕訳件数が年間50件を超えない場合には、MFクラウドなら無料でお得。
・仕訳件数が年間50件を超える場合でも、MFクラウドの方が安い。
・消費税申告が必要な場合には、freeeの方が安い(税理士に相談した方が良い)。

まず、価格面ですが、純粋に比較するとMFクラウドの方freeeより安いです。

MFクラウドは、仕訳件数が年間で50件を超えない場合には無料でほぼ全ての機能を使うことができます。

確定申告は、1月1日~12月31日までの期間と決まっていますので、仮に12月に開業した方や、ほとんど取引がない方であればMFクラウドであれば無料で決算書と確定申告書の作成ができます。

また、年間で50件の取引を超える場合でもMFクラウドのベーシックプランの方がfreeeのスターターより安いです。

機能面でも大きな違いがないので、金額だけで選択する場合には、MFクラウドで良いと思います。

ただ、1点だけ注意したいのは、消費税の申告が必要な方です。

MFクラウドの場合には他の申告ソフトを購入する必要がありますが、freeeの場合にはスタンダードプランであれば消費税の申告書を作成することができます。

freeeのスタンダードプランは年間で19,800円ですが、MFクラウドのベーシックプランに申告ソフトを加える(MFクラウドとの連携が推奨している「消費税の達人」という申告ソフトのStandard Editionは、ダウンロード版で17,100円、パッケージ版で19,900円です)と費用は、freeeより高くなります。

ただし、消費税の申告が必要なケースになると、個人で申告をするハードルは相当高いと思います。そのため、税理士に依頼した方が良いでしょう。

1.3 機能面

POINT

・仕訳の入力等の使いやすさは、無料プランで試してみるのがお勧め。
freeeなら会計ソフト単体(スタンダードプラン)で請求書作成、経費精算が可能。会計+請求書機能+経費精算機能を重視するならfreeeがお得。
・会計+請求書+経費精算+給与計算を自分で対応するならMFクラウドのバリューパックがお得。

次に、機能面の比較です。

1.3.1 仕訳入力

決算書と確定申告書をどのように楽して作成するのかといえば、まずは仕訳の入力作業の効率化になると思います。

MFクラウドfreeeのいずれでも銀行口座やクレジットカード、POSレジとの連動により手入力の仕訳は不要になり効率化を図れるようになる点では大きな違いはありません。

ここでは、手入力の仕訳をする上で、MFクラウドfreeeそれぞれの使い安さの感想を、実際の画像も付けてご紹介します。

〇 MFクラウドの場合の仕訳入力画面

まずは、MFクラウドの仕訳入力画面です。手動で入力する方法には複数の方法がありますが、「簡単入力」を使った画面です。

画像(クリックすると拡大表示されます)を見て頂いた中にある①取引の種類を選択から、「収入」か「支出」を選択します。

収入、支出のいずれの場合も科目として、「現金」、「預金」、「その他」の項目があり、勘定科目を選択できるうようになっています。

次に、「②取引の内容、金額を選択」から収入・支出の相手勘定となる科目を選択し、金額を入力します。

取引内容、金額が決まったら、「③日付を選択」し、「適用、タグを入力し、登録を選択」すれば仕訳が計上されます。

以下の添付は、登録ボタンを押した後に仕訳が計上された画面です。

会計帳簿の仕訳帳の画面を見ると、仕訳を確認できます。以下の添付が仕訳帳の画面です。

MFクラウドの簡単仕訳入力画面は弥生会計の確定申告ソフトと似ていますね。

MFクラウドは、簿記の知識がある方の感覚に合っている」という話しを聞く事がありますが、上記のように、借方と貸方を意識して入力する流れになっているからだと思います。

〇 freeeの場合の仕訳入力画面

次にfreeeです。添付したのは、設定したばかりの画面です。取引の登録がされた後は、この画面に「収入の登録」、「支出の登録」「口座振替」、「請求書を作成」というタブが表示されるようになりますので、必要な項目をクリックすればOKです。

以下に添付したのが、仕訳入力画面です。発生日、勘定科目、金額等の入力を行います。

それぞれの入力項目毎に「?」マークをクリックすると説明が表示されますので、初心者の方でも抵抗感はないと思います。勘定科目についても科目の意味が書かれているのは使う側の立場を考えた仕様になっていると思いました。

最後に添付したのは、仕訳入力を登録した後の画面です。

MFクラウドfreeeの両方を使った私の感想としては、「どちらも使いやすさに問題はない。」というものです。

税理士事務所で働いている人から話しを聞くと、MFクラウドを多く使用している人は、freeeは使いにくい。」と言います。逆に、freeeを多く使用している人はMFクラウドは使いにくい」と言います。

これはクラウド会計に限った話しではなく、弥生会計や勘定奉行との比較の時にも同じ答えを聞きます。「クラウド会計は使いにくい。まだ早い」という意見です。

私は、結局慣れの問題と、その人個人の感覚の問題だと思います。

そのため、まずは両方のソフトの無料版を登録して、使いやすさを実際に体験するのがベターだと思います。

1.3.2 請求書作成管理

会計以外の機能も会計ソフトを選ぶ上で重要だと思います。

freeeのスタータープランの場合には、請求書の作成機能があり、会計ソフト単体で請求書・見積書の作成が可能です。請求書の情報はすべて会計ソフトに反映することができます。

添付したのは、請求書の作成画面ですが、画面の指示に従えば請求書を作成することができるので便利です。

特に、創業したばかりの時には、契約書や請求書の作成もゼロからやる必要があって、結構面倒だと思います。
私も初めて請求書の作成が必要になった時には、会計ソフトに請求書の作成機能がなかったので、インターネットで改めて請求書サービスを検索して新たに契約をすることになりました。この点については、freeeにしておけば良かったなと今では思います。
また、請求書のデザインも個人的には好きです。

一方で、MFクラウドの場合には会計ソフト単体には請求書・見積書作成はできません。
MFクラウドの場合には、会計ソフトとは別にMFクラウド請求書を契約する必要があります。
MFクラウド請求書は、取引先数が3件までなら無料ですが、取引先数が15件までの場合には月500円、取引件数を無制限にすると2,980円/月、32,780円/年になります。

その他、freeeの請求書、MFクラウド請求書の機能ですが、いずれも請求書を作成後、ワンクリックで郵送ができる点は同じです。ただし、郵送1通当たりの費用はfreeeが150円でMFクラウド請求書は190円なので、freeeの方が安く郵送まですることができます。

また、データ連携による債権管理、入金管理ができるのもfreeeMFクラウド請求書で共通です。

両社の違いですが、freeeでは、顧客管理、商談管理、受注・回収管理というSalesforceとの連携により顧客管理から会計までを完結させて効率化を図る試みがされている点。

MFクラウドの特徴としては、運営会社のマネーフォワードの子会社に請求代行サービスのMF KESSAIというサービスがある点が挙げられると思います。請求、回収管理に困っている方にはとても良いサービスだと思います。

サービス紹介動画は、こちらこちらでご確認下さい。

1.3.3  経費精算

freeeの場合にはプレミアムプランにすると、会計ソフト単体で経費精算機能が付きます。年間ベースでの契約しかなく39,800円になりますが、月単位で考えると3,316円です。

freeeでは以下の手順で経費精算を行うことができ、①の申請経路の設定では複数の承認者の設定、④の給与明細への反映の機能があります。また、電子帳簿保存機能でレシート類の保管を不要にすることができます。

①申請経路の設定
②経費を申請
③申請された経費精算を処理
④経費精算の内容を給与明細に反映する
⑤経費を精算する

一方で、MFクラウドの場合には会計ソフトだけでは経費精算機能はなく、MFクラウド経費を契約する必要があります。MFクラウド経費は、1アクティブユーザー当たり500円~になっています。MFクラウド経費もワークフロー設定、データ連携機能、電子帳簿保存機能があり機能面での大きな差異はないと思います。

1.3.4 給与計算

給与計算については、MFクラウドfreeeともに会計ソフトとは別契約が必要になります。
MFクラウドの場合には、MFクラウド給与で、5名までが月2,500円で利用できます。

freeeの場合には、人事労務freee。月1,980円からで、4人目から人数が増えるごとに、一人当たり300円増加します。

freeeの方がお得に思えますが、MFクラウドの場合にはバリューパックがあり、会計+請求書+経費+給与+マイナンバーの5つの契約をまとめて行うと、個人事業主の場合には月額2,900円~で使用することができます。

2.法人の場合

法人の場合には決算書と法人税、住民税、消費税等といった国税、地方税の申告書の作成が必要になります。

フリーランス、個人事業主が作成する必要がある確定申告書より法人税の申告書の方が会社の状況に合わせた処理が必要になり、節税対策や税務調査等にそなえる必要があるでしょう。そのため、税理士と顧問契約をすることになるのが一般的だと思います。ただし、申告書の作成も社内で行いたいというケースもあると思います。

またフリーランス、個人事業主の場合と法人の場合では、会計ソフトの機能面(将来的に上場を目指す場合にはfreeeのエンタープライズ版がありますが、ここでは省略します)では大きな差異はありません。

そのため、価格面と、機能面では法人の申告書作成の点を中心に比較をしたいと思います。

2.1 MFクラウドとfreeeの比較表(法人)

法人の場合のMFクラウド会計freeeの比較表です。

  MFクラウドfreee
価格無料

・フリープラン:無料
・有料プラン:30日間は無料
全てのプランで30日間は無料
有料ライトプラン:1,980円/月、21,780円/年バリューパック:
3,900円/月~
ライト:1,980円/月、19,800円/年
ベーシックプラン:2,980円/月
32,780円/年
ビジネス:3,980円/月
39,800円/年
機能仕訳数・フリープラン:年間50件まで
・有料プラン:無制限
無制限
決算書
申告書の作成×(他社ソフトでの作成が必要)〇(申告freeeで国税、地方税の申告可能)
他社ソフトでの作成も可
MaC対応
明細データの自動取得
明細データの自動仕訳
仕訳の自動提案
仕訳ルールの学習機能
給与計算××
請求書×
経費精算×

2.2 価格面

POINT

・創業期、従業員5名未満ならfreeeの方がお得。
・従業員数が5名以上の場合にはMFクラウド会計の方がお得。

2.2.1 創業期、従業員数が少ない場合

法人の場合には、MFクラウド会計freeeともに、創業したばかりで従業員がいない又は従業員数が少ない法人を想定したプランを設定しています(MFクラウド会計freeeともに「ライトプラン」)。

MFクラウド会計freeeのライトプランを比較すると、月額は同じで1,980円ですが、年額だとMFクラウドの21,780円よりfreeeの19,800円の方が安いです。

2.2.1 従業員数が5名以上の場合

MFクラウドでは、従業員数が5名以上の場合のプランとしてベーシックプラン、freeeの場合には権限設定等の内部管理体制を強化する機能を付けたビジネスプランがあります。

MFクラウドのベーシックプランとfreeeのビジネスプランで比較すると、MFクラウド会計は月2,980円、年32,780円、freeeは月3,980円、年39,800円とMFクラウドの方が安いです。

また、法人の場合には会計機能以外の請求書作成、経費精算、給与計算の機能も必要なケースが多いでしょう。MFクラウドのバリューパックは、月3,900円~からで利用可能なので更にお得になります。

2.3 機能面

2.3.1 申告書の作成

法人の場合には国税、地方税の申告書の作成が必要ですが、MFクラウドの場合にはどのプランでも申告書の作成はできませんMFクラウド会計は決算書作成までの効率化までを重視しており、現時点では税務申告書の作成、申告は税理士事務所にお任せというスタンスのようです。税理士事務所では、MFクラウド会計の会計データを法人税の達人という申告ソフトと連動させて申告書の作成と申告を行っています。

一方で、freeeの場合には申告フリーを申込むことで、税理士事務所に任せずに申告書の作成と申告が可能になります。自社内で申告書の作成まで行い、チェックだけを税理士事務所に受けるという使い方も可能です。会計の資格保有者や実務経験が豊富な方が社内にいる場合には、freeeを選択するのも良いかもしれません。なお、申告フリーを法人が使う場合には、価格も含めて直接問い合わせをする必要があります。

2.3.2 会計以外の機能

会計以外の請求書作成、経費精算、給与計算については、フリーランス、個人事業主の記載をご参考下さい。

3.無料でのお試し方法

どちらにするか迷ったら無料プランで試してみて、自分にとって使いやすいかを試すのが一番だと思います。ここでは、MFクラウド会計freeeそれぞれの無料登録の方法をご紹介します。

3.1 MFクラウド

MFクラウドは、年間の仕訳件数が50件までは無料で使うことができ、利用期限もありませんので、まずは無料登録して自分に合うかを試してみるのが良いと思います。

登録の方法は簡単です。ホームページの右上にある「新規登録」をクリックします。

次に表示される画面で、個人事業主か法人(決算月)を選択し、メールアドレス等を登録します。その後、登録したメールアドレスに認証の連絡が来ますので、ログイン後に認証をすればOKです。

自動連携させたい口座の登録や、仕訳の入力、使いやすさを確かめることが可能です。

登録は以下の画面をクリックするとできます。

3.2 freee

freeeの場合には、MFクラウドと異なり期間の制限があり、登録から30日間だけ無料になりますので、ご注意下さい。

登録方法ですが、ホームページの「無料で試してみる」から個人か法人を選択します。

その後の登録画面で、事業所名、メールアドレス等を登録します。その後、登録したメールアドレスに認証の連絡が来ますので、ログイン後に認証をすればOKです。

 

自動連携させたい口座の登録や、仕訳の入力、使いやすさを確かめることが可能です。freeeの場合には、請求書の作成もすることができます。

登録は以下の画面をクリックするとできます。

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