クラウド会計

ネット販売をする場合のクラウド会計の選び方

安価で今後も期待できる主要なクラウド会計ソフトにはMoney Forwardクラウド会計、クラウド会計ソフトfreee、弥生オンラインがあります。

会計ソフトの選び方には価格や機能など、複数の要素があると思いが、今回はネット販売をしている場合や将来ネット販売をする可能性がある場合(例えば、パン屋さんが販路拡大のためネット販売を始めた場合です。)のクラウド会計ソフトの選び方について情報をまとめました。


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目次

1.ショッピングモールに出店する場合

ネットショップを始める場合の代表的な方法には、ショッピングモールに出店する方法と、独自のサイトを構築し、店舗を開店する(ショッピングカート型)方法があります。
ショッピングモールに出店する方法とは、例えば、楽天市場やYahoo!ショッピングのようなインターネット上のショッピングモールに出店して開業する方法です。
まずは、主要なショッピングモールと各クラウド会計ソフトの相性をみていきしょう。

freeeMFクラウド弥生オンライン
Amazon〇 連携可能〇 連携可能× 連携できない
楽天市場〇 連携可能〇 連携可能× 連携できない
Yahoo!ショッピング〇 連携可能〇 連携可能× 連携できない
メルカリ× 連携できない× 連携できない× 連携できない
ラクマ× 連携できない× 連携できない× 連携できない

クラウド会計ソフトのメリットの一つは、他サービスとデータ連携して仕訳を自動化することでしょう。
2019年1月3日の調査時点では、上の表のようにマネーフォワードクラウド会計会計ソフトfreeeは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングという主要なショッピングモールとの連動が可能になっています。
現状では、弥生オンラインは、POSレジとの連動はできますが、ショッピングモールとの連動ができない点は注意が必要ですね。
メルカリ、ラクマのようなフリマアプリ、Wowma!、ポンパレモールはマネーフォワードクラウド会計会計ソフトfreeeでも連動はできないようです。

2.ショッピングカート型(自社サイトを構築)の場合

次にショッピングカート型の場合のクラウド会計ソフトとの連携の可否を見てみましょう。

freeeMFクラウド弥生オンライン
Make Shop〇 連携可能〇 連携可能× 連携できない
カラーミ―ショップ× 連携できない〇 連携可能× 連携できない
STORES JP× 連携できない〇 連携可能× 連携できない
BASE〇 連携可能〇 連携可能× 連携できない
EC cube× 連携できない× 連携できない× 連携できない

Make Shop、カラーミーショップは有料のショッピングカートサービス。カラーミ―ショップの方がMake Shopより導入費と固定費が安価です。
また、STORES.jp、BASEは無料のショッピングカートサービスです。
マネーフォワードクラウド会計が最も他サービスとの連携に対応していることが分かります。
現状では、会計ソフトfreeeは、有料サービスの中で安価なカラーミ―ショップとの連動に対応できていないようです。スタートアップの創業者や中小企業支援の点からは是非対応を図って頂きたいですね。

3.まとめ

ネット販売をする上で、ショッピングモールに出店する方法を選ぶ場合には、マネーフォワードクラウド会計会計ソフトfreeeが主要なモールとの連動に対応していますので、帳簿の記帳までを考えると効率が良くてよいと思います。
ショッピングモールとクラウド会計ソフトとの連動ができないとしても会計の記帳をすることは可能です。ただし、取引量が多くなった場合には、全ての取引を手入力で記帳していくのは大変で手間がかかると思います。
私は、弥生クラウドを使用しているお客様が、Yahoo!ショッピングで販売をしているのですが、Yahoo!ショッピングの売上を記帳するために、売上データを弥生クラウドに取り込む作業をしています。合計金額1本で入力すると楽なのですが、売上情報の管理をしたいからです。ちょっと面倒で効率は良くないと思いますね。

独自のサイトを構築し、店舗を開店する(ショッピングカート型)方法を選ぶ場合には、まずはショッピングカートサービスでどのサービスが自社に適合しているのかを検討した後に、会計ソフトとの連動の可否を見て頂いた方が良いと思います。
現状では、マネーフォワードクラウド会計がカラーミ―ショップ、STORES.jpに対応しているので、ネット販売を開始する前に会計ソフトを先に導入する必要がある場合には無難な選択だと思います。

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